コロナ禍で自分のワークスタイルを見直し、自己啓発で勉強を始めた社会人の方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ勉強を始めて”しんどい”と悩んでいる方も少なくないと思います。
私も50代で真剣に英語の勉強を始めた時、しんどくて何度も挫折しました。
しかし、そんな時に効果的だったのが、今回ご紹介するノート術です。
当時”勉強やるやる詐欺”と言われていた私は、この4つのノート術でTOEIC825点と数々の国家資格を取得しました。
更に、このノート術で自己肯定感が上がり”しんどい”が”やる気”に変わりました。
結論 おすすめの勉強法
先ず、なぜ勉強がしんどいのでしょう?
- 時間が無い
- 結果が出ない
- 褒められない(認められない)
それを軽くしてくれるが、今回ご紹介する4つのノート術です。
- 個人理念をノートに書いて、毎日読む
- 計画表はざっくり逆算でつくる
- ToDoリストにチェックボックスをつけて消し込む
- ノートは試験直前の復習は「コレ」だけ!にするつもりで書く
では、次項で一つずつ解説します。
4つのノート術
個人理念をノートに書いて、毎日読む
みなさん企業理念は聞いたことがあると思います。例えば
『真摯な姿勢と絶えざる革新志向により、社会の期待を超える価値を創造し、持続可能な未来づくりに貢献する(清水建設)
世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。Be unique. Be equal(株式会社ZOZO)
この企業理念が明確で社員に徹底されている会社は、一般的に業績が高く社員にも活気があります。
それを個人に展開するのが個人理念です。
個人理念をノートに書いて毎日読むことで、こんな効果があります。
- 理念がはっきりしている事で優先順位を迷わず勉強時間が確保できるので、しんどくない
- 結果が出なくても、自分の存在意義を明確に意識できるので、しんどくない
- まわりに認められなくても、自分のありたい姿が明確なので、しんどくない
私は写真のように個人理念をノートの全ページに印刷し毎日見て奮起してます。
具体的な個人理念の作り方は、こちらの記事で詳しく説明しています。
個人理念とは?その意味と作り方を実際のシートと例文で解説します
計画表はざっくり逆算でつくる
次に計画表です。
資格や英語の試験日が決まったらノートに勉強の計画表を作成すると思います。
ここでのコツはあまり勉強内容や行事予定で計画を加減せずざっくり作る事です。
理由は、実際に勉強を始めると想定外の難易度であったり、仕事・家庭の予定が飛び込んでどうして見直しが必要になります。
そのため最初から完璧な計画を立てるより、ざっくり作って始めてから調整する方法をおすすめします。
これで、しんどい要因の一つである「時間がない」悩みを軽くできます。
ご参考に私の計画表作成手順を紹介します。
- 使用するテキスト、問題集を絞る
- 試験日まので日数をカウントし、ノートの縦軸を日割りする
→1年なら月と週間単位、1ヶ月なら週と日単位 - 横軸に月日、イベント、そして使用するテキスト、問題集を記載
- 月日とイベントを記載して、試験日から当日までの有効日数をカウント
- 試験日から当日までにやることを逆算して決める(例:テキスト○周)
- その周回数に必要なテキストの日割りページを記入
→少し余白を設けて、完了チェックと変更できるようするのがコツです
ToDoリストにチェックボックスをつけて消し込む
これは小さい事ですが意外と効果的です。
スマホアプリやGoogleカレンダーだけの方もいますが、日々のノートにToDoを書いている方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、手書きのチェックボックスです。
完了スケジュールは横棒で消したり、余白にレ点をつける方が多いと思います。
それに対してチェックボックスは「埋める」プレッシャーとチェックの快感で、結果が出ない時も確実に自分が進んでいる事が認識できて、しんどさが軽くなります。
あと、チェックボックスは□にレ点が一般的ですが、私はチェックボックスを○にして、チェックをニコちゃんマークにしています。
大人のノートとしては奇妙かもしれませんが、誰かに見せる目的ではないので是非お試しください。
ノートは試験直前の復習は「コレ」だけ!にするつもりで書く
皆さんはノートにどんな内容を書いているでしょうか?
書き方や色分け装飾はお好みですが、書くルール=基準を決めておく事が重要です。
それが決まってないと書く内容が気分で変わり、必要な事が漏れたり、不必要な事で時間を浪費します。
ただし、あまり難解な基準を作ると迷うので「試験会場で直前に復習する内容に厳選する」をルールにするのがおすすめです。
そうすれば、いちいち悩む事なく効果的なノートが作成できて、時間のないしんどさが軽くなります。
ノートを使った勉強法のメリット/デメリット
最後にノートを使った勉強法のメリットとデメリット、そして私がこの方法で50代から取得した国家資格、試験ついて紹介します。
このノート術のメリットは次の3つです。
- 自分の手で書く事により記憶が定着しやすくなる
- 個人理念やToDoリストを自分好みの方法で効果的な場所に書く事ができる
- 一覧性があり、追記や消去がいつでもできて記録が残る
デメリットは、
- 書くのに時間がかかる
- 検索(探す)に時間がかかる
- かさばる
私が50代でこのノート術で取得した国家資格とTOEICスコアとその年齢は次の通りです。
臭気判定士 50歳
公害防止管理者 水質1種 52歳
公害防止管理者 大気1種 55歳
エネルギー管理士 54歳
TOEIC 825点 56歳
ノートに関する耳寄りな情報
文房具と小物
ノートは単独ではなく、文房具や小物と組み合わせることで、時間の有効活用とモチベーションの維持が可能です。本当に役立った文房具と小物を紹介します
私が50代から色々試して本当によかった文房具はこちらの記事に紹介してますので、文房具選びに悩んでいる方は合わせて読んでみてください。
自作ノート(システムノートのリフィル)
このようにノートを使いこなしてくると、どうしても市販ノートやリフィルは物足りなってくることもあると思います。
私もA5のシステムノートのEXCELで自作したリフィル使っています。
しかし、実際には細かな調整が多くて思うようにできなかったり、見た目をお洒落にしたいと思うと方も多いのではないでしょうか。
そこでご紹介するのが、元グラフィックデザイナーのタックさんのリフィルの作成方法です。
これ見れば、自分の好きな機能を装備したお洒落なリフィルが誰でも作れますので、おすすめです。
まとめ
今回の記事をまとめると、勉強のしんどさを軽くするノート術は次の4つです。
- 個人理念をノートに書いて、毎日読む
- 計画表はざっくり逆算でつくる
- ToDoリストにチェックボックスをつけて消し込む
- ノートは試験直前の復習は「コレ」だけ!にするつもりで書く
総務省統計局の「平成28年社会生活基本調査」で、社会人の勉強時間は平均たった6分と報告されています。
この状況で目標を持って勉強している皆さんは素晴らしいと思います。
今回ご紹介した事で皆さんの”しんどさ”が少しでも軽くなり、やる気に繋がればとても嬉しいです。