英語を勉強している方なら、誰もが映画やドラマのようなオシャレでかっこいいスラングに憧れたことがあると思います。
しかし、大人になって場違いのスラングを使ったら恥ずかしいですよね。
そんな時、シーン(場面)に応じて自分のお気に入りスラング1〜2個を覚えておくことをお勧めします。俗にいう「オハコ」です。
今回、そのビジネスの代表的な5つのシーンで大人が使うとかっこいいスラングを各々2つ合計10個を厳選してお伝えします。
もし、気に入ってもらえたらぜひ自分の「オハコ」のスラングにして楽しんでもらえたら嬉しいです。
挨拶のシーン
まず挨拶の定番表現と言えば、
“How are you?”
ですが、面識がある人にいつも
“How are you?” じゃ芸がありませんよね。
でも、“Hi” では慣れ慣れしいと感じる時の挨拶表現を2つご紹介します。
What’s going on?
(調子はいかがですか?)
文字通り「何が起こっているのですか?」と状況確認する時も使いますが、挨拶では “How are you?” と同じ、「調子はどう?」「元気?」という意味で使われます。
若者から大人まで幅広く使われる表現なのでお勧めです。
「ファツ・ゴィ・ナオン」 と少し早口で発音すると、とてもかっこいいです。
How have you been?
(どうされてましたか?)
この表現も “How are you?” と同じ場面で使われますが、時制が「現在完了形」で過去から現在に対する質問の形になっています。
少し久しぶりの人に「どうしてた?」「元気だった?」と聞く感じです。
もしこう聞かれたら、同じ「現在完了形」で “I have been good” と返すと、相手と時間が共通認識されて、大人っぽくてかっこいいですね。
挨拶に返答するシーン
次は、その挨拶に対する返答スラングです。
体調が良くても悪くても中学校で習った
“I’m fine thank you, and you?”
と、返答している人も多いのではないでしょうか。実は私もそうでした。
そこで、今回は「絶好調」と「まあまあ」の2つの表現をご紹介します。
Couldn’t be better
(好調です)
このスラングは、主語 “I” または “It” が省略されていて、それを補うと
“I couldn’t be better.” または、
“It couldn’t be better.” となり、
「それは、もうよくならないだろう」という意味になります。
それが「もうよくらない」ということは、今が最高と言うニュアンスで
「最高だよ!」「絶好調!」という意味になります。
こんなネイティブ感覚のスラングがスッと言えたら、すごくかっこよくて話も弾むので「オハコ」にお勧めです。
So far so good
(まあ、まあですね)
相手に“How are you?” と聞かれた時「まあ、まあ」と答えたいことがありますよね。
そんな時に “No good.” では野暮ったいので、お勧めなのがこの表現です。
“so far” は「今までのところ、ここまでは」
“so good” は「とても良い」と言う意味で、
合わせて「今のところ良い」というニュアンスで「まあ、まあ」と言う意味になります。
少し調子悪くても、すました顔でサラリとこれが言えたら相当おしゃれです。
相手を褒めるシーン
褒め言葉のスラングは、定番の “nice” “great” “excellent” から、使う場所と人を選ぶ “sick” “tight” “kill” 等までたくさん有りますが、ビジネスで使って問題なくかっこいいのが次の2つです。
good job
(よくやった)
文字通り“good“(良い)“job“(仕事)で「よくやった!」と言うニュアンスで、私が米国出張で褒め言葉の中で一番聞いたスラングです。
「いい仕事をしていますね!」と相手の仕事を褒める時の定番で「グッドジョブ」ではなく「グッ・ジョ」と親指を立てて短く発音するのがかっこいいです。
ただし、皮肉として「ひどい事しでかしてくれた」という意味で使われる場合もありますので要注意です。
Keep it up
(その調子だ)
これは、直接褒めるというより仕事の出来がいいので「その調子!そのまま頑張れ!」と言うニュアンスです。
「キー・ピィト・アッ」と短縮して発音するとかっこいいです。
相手に同意するシーン
次に相手の言うことに同意する表現です。
“I see” や “I agree with you” はありきたりですが“Roger“(ラジャー)や “Okey-Dokey“(オキードキー)はカジュアルすぎると言う場合に使える表現を2つご紹介します。
Sounds good
(いいですね)
これは “That sounds like a good idea” の略で、相手の提案やアイデアに対して「いいね」または「わかった」などの同意や共感する時によく使われます。
これも私がアメリカ出張中に頻繁に聞いたスラングで、とてもオシャレな感じがする表現だと思います。
更に「とてもいい!」「わかった、わかった」という強いニュアンスの時は、
“Sounds great” にして、“reat“を強く言うと感情が伝わります。
I got it / You got it
(わかりました)
この2つの表現は、同じ「わかりました」「了解」の意味ですが、主語の違いで微妙にニュアンスが異なります。
“I got it“:相手が言ったことを自分が理解した「わかりました」
“You got it “:自分に対して頼み事をされた時の「わかりました」
【例】
“Do you understand?”(わかった?)“I got it.”(わかった)
“Can you bring me the book?”(その本を持ってきてくれる?)“You got it.” (わかった)
シンプルでとてもよく使うスラングですが、これが使い分けられれば超かっこいいので、ぜひ「オハコ」にしてください。
相手を元気づけるシーン
最後は、会話のおしまいによく使う相手を気遣うスラングです。
シーンに応じてサラっと使えると、とてもおしゃれで相手に良い印象を与えることができます。
go for it
(がんばって)
“go for it” はそのまま訳すと「そのために行け」になりますが、ニュアンス的には「それに向かって進め」つまり日本人が好きな「頑張って」という意味になります。
「ゴー・フォー・イッ」と早口で発音すると「ガン・バッ・テ」と日本語の「頑張って」に似て、すぐに覚えられると思いますので、ぜひあなたの「オハコ」にしてください。
take it easy
(気楽にいこうぜ)
“easy”には「簡単」の他に「気楽に」「ゆったりした」という意味があります。
目を三角にして頑張っている相手に「ちょっと肩の力を抜いてリラックスして」と落ち着かせるニュアンスのスラングです。
また、別れ際に“Bye-bye“の代わりに使う場合も多いです。
別れた後の相手の「焦らずお互い頑張ろう」という思いやりを感じる、私の好きなおしゃれなフレーズの一つです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまで、ビジネスでよくある5つのシーンの10個のスラングをご紹介しました。
たったこれだけじゃワンパターンと心配する方もいるかもしれませんが、バリエーションを増やすのは慣れてからで大丈夫です。
ワンパターンでもスラングを使うとネイティブの表情が「ニヤッ」と変わって、明らかに親近感が増しまして仕事がスムーズになります。
そして自分も嬉しくてモチベーションが上がりますので、ぜひ自分の「オハコ」を作って積極的に使ってみてください。
インスタに投稿する時はこちらをご参照ください。