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TOEICパート6が苦手な50代でもすぐできる解き方のコツ

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パート6は問題数が少なく簡単そうですが、意外に苦手な人が多いパートです。
パート5の文法問題が終わり、パート7の長文問題に一刻も早く取り掛かりたいのに、想定外に手間取るので苦手だと言う50代の方も多いのではないでしょうか。

その理由はパート5のように、( )のある一文だけ読めば解けそうなのに実際は解けない問題が多いことと、パート5に無い「文章選択問題」があるから、と言う意見をよく聞きます。

( )のある1文を読んで解答できずに最初から読み返したり、「文章選択問題」をいつ解答するか迷っているうちに時間が過ぎて、焦ってパート7に取り掛かった経験は誰にもあると思います。

しかし、実はちょっとしたコツさえ掴めばこの悩みが解決し得点アップが可能です。

今回、私が50代で800点オーバーしたパート6のコツをお伝えします。
これがマスターできれば、パート6の時間短縮と正解率アップが期待できますので、ぜひ参考にしてください。

TOEIC Part6の概要とタイプ

まず、TOEIC パート6の問題の概要とタイプを整理しておきましょう。

パート6はリーディングの長文穴埋め問題で各長文に4つの( )があり、そこに最適な解答を4つの選択肢から選び文章を完成させる問題で、合計16問あります。

その選択肢のタイプで「単語挿入問題」と「文章挿入問題」の2タイプ、
そして解答方法で「1文で解ける問題」と「文脈から解く問題」の2タイプがあります。

TOEIC Part6を解く3つのポイント

パート6を解く3つのポイントは

  1. 必ず時間内(10-15分)に終える(深追いは禁物)
  2. 1行目から全部読む(迷わない)
  3. 記事種類と選択肢からタイプを予想し、読みながら解く(解答タイミングは臨機応変)

1の「必ず時間内に終える」は、時間をかけ過ぎて次のパート7の時間が不足したり、精神的に焦ってボロボロにならないためです。


TOEICで900点以上を目指さなければパート6を全問正解する必要はなく、悩ましい問題はスッパリ諦めてパート7の時間を確保した方が、結果的に良いスコアの場合が多いです
私の場合はパート6を「10分」または、パート7に「55分残す」ことを目安にしています。

2の1行目から全部読むは、パート6はパート5同様のように、( )の前後や1文だけ見て解ける問題が全体の1/3程度しかなく、結局読み返すことが多いからです。
最初から、1行目から全部読むと割り切るのがコツです。

3の記事種類と選択肢からタイプを予想し、読みながら解く」は、パート6は記事の種類(letter,information,article等)が問題文の上に記載されており、それとタイトルを見ればだいたい内容が予想できます。
また、選択肢を見ることで解答のタイプが予想できます。

この2つを予想しながら問題を読み進めて、( )毎に解答できる問題はその場で解答して、後回しにするものは後で解答する臨機応変さがパート6のコツになります。

TOEIC Part6問題タイプ別の解き方


次に問題タイプ別のポイントですが、パート6は


選択肢のタイプで「単語挿入問題」と「文章挿入問題」の2タイプ
解答方法で「1文で解ける問題」と「文脈から解く問題」の2タイプ
あります。

この中で、TOEICが新形式になり新しく出題されるようになった「文章挿入問題」が苦手な方が多いので、それから解説します。

文章挿入問題

「文章挿入問題」は、( )の位置が、文頭・文中・文末の3パターンがあり、各々その特徴に応じたコツがあります。

文頭:挨拶、紹介、これから述べる内容を端的に表す内容
文中:文章の流れに沿った内容が入り、段落の前半は話題の切り替え、後半は話題のサマリー的な内容
文末:文章の締めの言葉、または読む人への提案内容

「文頭」の解き方のコツは
①文の種類とタイトルから最初に出そうな文章を予測
②( )の後ろ1−2文を読んで何の記事か把握
③選択肢を見て「文頭」に相応しく、文脈に合う文章を選択
④次の文を読み進める

「文中」の解き方のコツは
文の種類とタイトルから内容を予測しながら読み進める
②( )の後ろ1−2文を読んで、( )の前の文脈と関係を推測(展開、反転、転換)
③選択肢を読んで相応しい文章を選択
④次の文を読み進める
*難しい場合は深追いせず、時間優先で切り捨てるのもアリです。

「文末」の解き方のコツは
①そこまで読んで来た結果「文末」に来そうな文章を予測
②選択肢から内容に相応しい文章を選択

単語挿入問題

基本的にはパート5(短文穴埋め問題)と同様に次のパターンがあり、1文だけ読めば解答できる問題もあります。しかし実際に1文だけで解答できるのは品詞問題や比較級ぐらいで、その他は前後の文章や文脈を理解しないと解けないので「1文目から全部読む」のがコツです。


・品詞問題
・前置詞と接続詞の判別
・動詞の形(時制、能動・受動、現在分詞・過去分詞)
・比較級、最上級
・代名詞、関係代名詞・関係副詞
・語彙問題(文脈に合う単語を選ぶ)

「1文で解ける」問題

正確に「1文で解ける」問題を判別できれば効率的ですが、その判別が容易ではありません。
その前後に「文脈から解く」問題があれば結局全部読む必要があるので、選択肢をチラ見して「1文で解ける」問題である事を意識しながら、1行目から読み進めて該当の( )の都度解答するのがお勧めです。

「文脈から解く」問題

これは、パート5の語彙問題が1文ではなく複数の文章に拡張されたと言う意識で、( )の前後の文章または全文を読み終わってから臨機応変に解答するのがコツです。

まとめ

パート6は簡単そうだけど苦手と思っている50代の方へ、
このようにパート6は次のコツが分かれば。時間を節約してパート7に多くの時間を割けるようになり、リーディング全体のスコアがあがります。

1. 必ず目標時間内(10-15分)に終える(深追いは禁物)
2. 1行目から全部読む(迷わない)
3. 記事種類と選択肢からタイプを予想し、読みながら解く(解答タイミングは臨機応変)
4. 「文章挿入問題」は、( )の3つの位置(文頭・文中・文末)のパターンに応じて解答する

最後に、パート6は特別な勉強法ではなく今回ご紹介したコツを理解して、パート5の文法とパート7の長文読解をしっかり勉強すれば必ず結果が出ますので頑張りましょう。


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ABOUT ME
safuranプロフ
Atsushi
1960年生まれ三重県在住。 大学工学部卒業後、自動車車体メーカーに生産技術エンジニアとして37年勤務。 50代から真剣に英語を勉強して国家資格の全国通訳案内士の資格を取得して、定年後に通訳に転身しました。 このブログでは全国通訳案内士を目指す方をはじめ「英語✖️自分の好き・得意」で活躍したい⼈に有益な情報を提供していきます!