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50代でTOEICの勉強で集中力を高める2つのモチベーションと4つのディスターブのバランス

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TOEICや英語の勉強をしていて集中力が高まらない、続かない。
いざ机に向かっても他所ごとを考えたり余計な事をして時間が過ぎて、結局何もできずに自己嫌悪に陥った経験は誰にでもあると思います。

私もまだこんなことがありますが、これまでTOEICや様々な資格試験を受験してきて、その集中力が高まらない要因は人によって違うだけで無く、その時の自分の状況によって違うことが分かってきました。

なぜなら、集中力の高い低いは特定の原因や個人の性格ではなく、その集中力のディスターブ要因(マイナス)とモチベーション要因(プラス)のバランスで決まるものだからです。

だから、逆にその自分の集中力のディスターブ要因とモチベーション要因を理解し客観的に分析すれば、その状況に応じた対策ができるのです。

私は、50代後半の一般的に記憶力や気力が衰える時期にこれに気付き(何とか)集中力を高め、TOEIC800点オーバー、公害防止管理者等の様々な国家試験を取得することができました。

この記事では集中力のディスターブ4要因とモチベーション2要因について解説し、そこからTOEICや英語勉強時の集中力を高める方法をお伝えします。

これが理解できれば、集中力を高めたい時、続かない時にどうすれば良いか自分で分析して対策ができるようになると思います。

1 集中力とは

まず、高めたい又は持続させたい「集中力」とは何でしょう?

辞書には「気持ちや注意をある物事に集中する力」とありますが、私はスポーツで言う「ゾーンに入った」状態、趣味や好きな事に「夢中になる」状態に、意図的になる「力」と捉えています。

TOEICでも他の勉強でもこの集中した状態で取り組んだ時は、結果も出て満足感があります。

2 結論
集中力はディスターブ要因(マイナス)と
モチベーション要因(プラス)のバランス

集中力を高めて取り組めばTOEICのスコアも上がり満足感が得られるのに、集中力が高められない、続かない、と悩む人が多いのは何故でしょう?

それは、集中力のモチベーション要因とディスターブ要因のバランスが悪いのに、闇雲に対策をしようとするからだと思います。

プロスポーツ選手の様に強いモチベーションがあれば、多少ディスターブ要因が有っても集中してゾーンに入れますが、モチベーションが低い人はディスターブ要因がほとんど無くてもゾーンどころか全く集中できません。

みなさんの周りにもいませんか? 忙しい時は「時間がない」と言い、時間がある時は「やる気が出ない」と言う人。。。(これは恩師の英語コミュニティー講師に聞き、爆笑したネタ)

つまり、集中力を高めるには自分の「ディスターブ要因」と「モチベーション要因」のバランスを分析して、それに見合った対策をして、

ディスターブ要因(マイナス) < モチベーション要因(プラス)

と言う状態を作ることです。
では、次の項からその分析をする為の各要因を説明します。

3 集中力のディスターブ要因(マイナス)

まず、マイナスのディスターブ要因を次の4つに区分して考えてみましょう。

1. 環境要因
2. 体調要因
3. 心理要因
4. 計画要因

これは様々な試験対策本やネットで紹介されており、ご存知の方も多いと思いますが、

1.環境要因
文字通り勉強や仕事中の自分の周りの環境のことです。
言うまでもなくこの要因が高ければ不快で集中できません。
 ・暑い寒い(温度・湿度)
 ・うるさい(音)
 ・臭い(臭覚)
 ・目障り(視覚)

2. 体調要因
こちらも文字通り病気やケガだけでなく過労や睡眠不足で集中力は阻害されます。

3. 心理的要因
これは何かが“気になる”状況で、外的要因と内的要因があります。

(1)外的要因
自分の外からの「誘惑」で、つい気になって見たり、触ったりする、要は“よそ事”です。
スマホ、SNS、テレビ、ゲーム、周囲の人の会話等

(2)内的要因
自分の内なる「よそ見」で、遊びの事、異性の事、心配事、要は“いらん事”です。
ネガティブなことだけで無くポジティブなことも、ここではディスターブ要因になります。

4. 計画要因
やることの詰め込み過ぎ、日程が短か過ぎ、そして優先順位の間違いです。
この状態になるとアレもコレも手を出さざるをえず、とても集中できません。

4 集中力のモチベーション要因(プラス)

次のプラスの原動力になるモチベーション要因は、いわゆる「欲求」で2種類あります。


(1)ポジティブ欲求:夢実現、目標達成、昇給、昇進昇格、名誉等
(2)ネガティブ欲求:降格、格差、批判、貧困、恥かしめ等

ここでは、どちらの欲求もモチベーションにとっては「プラス」になります。
ネガティブな欲求はマズローの要求の5段階の下部というだけで、大切なのは、

今、自分が集中したい「目的」は何か?
そして、それを実現する事でどんな「結果」が得られるか?

その2つをハッキリと意識するのが重要になります。

理屈っぽい話になってしまいましたが、英語のシャドウイングを事例にわかりやすくモチベーションの上げ方が説明されている記事がありましたので、ご紹介します。

【誰でも継続できる】シャドーイング英語のモチベーションを上げる方法https://donutscollege.com/kami-motivation/

5 どのように集中力を高めるか

では、集中力を高めたい時に具体的にどうするかと言うと、シンプルに2項の結論に記載した、
集中力のモチベーション要因がディスターブ要因より高いバランスの状態を作ることです。

ディスターブ要因(マイナス) < モチベーション要因(プラス)

しかし、「こんなの100も承知!モチベーション上げようと思っても上がらないから聞いてるんだ!」と思う方も見えると思います。

しかし、ここで考えて頂きたいのはモチベーション要因(プラス)側を優位にするには、モチベーション要因(プラス)側を上げる対策だけでなく、ディスターブ要因(マイナス)側を下げる対策もあると言うことです。

つまり、モチベーション要因側がそのままでもディスターブ要因側の方を下げれば、相対的にモチベーション要因側が高いバランスになり、集中力を高めることができるのです。

このように闇雲に対策をするのではなく、自分の状況を客観的に分析して、どちらが効果的か把握して、対策するのが有効です。

■具体的な手順■
#1自己分析

1. 目標の明確化→何に集中したいか?


2. モチベーション要因(プラス)の明確化
 ポジティブ欲求なら→これが達成できたら、どんな幸せか
 ネガティブ欲求なら→これが達成できなかったら、どんな悲惨か


3. ディスターブ要因(マイナス)の明確化
(1)環境要因→温湿度、目障り、うるさいくないか
(2)体調要因→身体に具合が悪いところはないか
(3)心理要因
 1)外的要因→スマホやTVなど周りに誘惑されるものがないか
 2)内的要因→すぐに対応しなければならない心配事がないか
(4)計画的要因→自分のキャパに対して見合っているか、優先順位はこれでいいか

#2対策の考え方
ここまでの分析が冷静にできれば、自ずとその過程で対策して集中力は高まっていると思いますが、
私の手順と考え方の事例をご紹介します。

1. 先ずモチベーション要因側を上げる対策
方法は先ほど明確化した事を頭の中で「お前の今一番やるべきは○○」と反芻し、
集中力が途切れそうな時は「それはお前のやるべき○○に勝るのか」と自問自答する。

*単純ですが、しっかり分析していれば結構効きます。

2. 次にディスターブ要因側を下げる対策
これはシンプルに先ほど明確化したマイナス要因を潰すことです。
(1)環境要因→環境を整える、環境を変える(カフェ、図書館へ行く等)
(2)体調要因→体調不良は、一旦休んで回復する
(3)心理要因
 1)外的要因→スマホやTV等の誘惑物を視界に入れないようにする
 2)内的要因→心配事は解決するか、時間を区切って忘れる
(4)計画的要因→毎朝、自分の納得する計画を立て、迷わず実行する

3. これでダメなら、更にモチベーション要因側を上げる対策
(1)もしこれが叶ったらどうなるかを紙に箇条書きする(5個くらい)
(2)もし、これが叶わなかたらどうなるかを書く(2、3個)
(3)じっくり見て“味わう”=実感する
(4)それを目につくところに掲示して手が空いた時に見る、読む。

これらをその集中力を高めたい時、集中力が落ちて来た時に実践して、その状況に応じて対策ができれば「ゾーンに入った」または「夢中になる」集中状態に近づけるはずです。

6 まとめ

多くのTOEICや英語勉強法の記事がある中で、最後まで読んでいただきありがとうございました。
私もまだ常に集中力高いと言うわけではありませんが、今回これまで50代からTOEICや国家資格取得にチャレンジして効果があったことを御紹介しました。

これが、同じ50代からTOEICだけでなく、何かに集中してチャレンジする方に少しでも参考になれば大変嬉しいです。

1. 集中力とは
「気持ちや注意をある物事に集中する力」
 スポーツで「ゾーンに入った」、趣味で「夢中」の状態に、意図的になる「力」

2. 集中力を高めるとは
ディスターブ要因(マイナス)<モチベーション要因(プラス)のバランスにすること

3. ディスターブ要因とは
次のようなものがあり、自分の状況を客観的に把握するのが重要
 (1)環境要因(2)体調要因
 (3)心理要因  1)外的要因 2)内的要因
 (4)計画的要因

4. モチベーション要因とは
(1)ポジティブ欲求と(2)ネガティブ欲求がありどちらもプラスに働くが、
その目的と実現したらどんな結果が得られるか、をハッキリ意識することが重要

5.どのように集中力を高めるか
集中力のモチベーション要因がディスターブ要因より高いバランス状態を作る事。
その為に自分の状況を客観的に分析して、どちら側の対策が効果的か把握して実行する

ディスターブ要因(マイナス)<モチベーション要因(プラス)

自分の集中力が低いとお悩みの方は、ぜひやってみてください。


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ABOUT ME
safuranプロフ
Atsushi
1960年生まれ三重県在住。 大学工学部卒業後、自動車車体メーカーに生産技術エンジニアとして37年勤務。 50代から真剣に英語を勉強して国家資格の全国通訳案内士の資格を取得して、定年後に通訳に転身しました。 このブログでは全国通訳案内士を目指す方をはじめ「英語✖️自分の好き・得意」で活躍したい⼈に有益な情報を提供していきます!