観光バスの車内で喋っていて、「後ろまで伝わっているか?」「言葉だけでは理解してもらえないのでは…」と、不安になったことはありませんか?
または、説明内容を忘れてしまう心配と緊張で思うように話せず、しどろもどろになってしまった――
そんな苦い経験をした方も多いと思います。
私もその一人で、口頭と紙の説明に限界を感じ、「自作の資料を効果的に使えないだろうか」と悩んでいました。
そこで見つけたのが、
タブレットやスマホの画面をバスモニターに映す方法(ミラーリング)です。
今回、同じ悩みを持つ方に役立ててもらえたらと思い、その使用方法をブログにまとめました。ぜひ現場で活用してみてください。
📌 このブログにはアフェリエイトリンクが含まれています。 自分が実際に使って良かった商品・方法を紹介していますが、私の個人的見解であり機能・効果について保証するものではありませんので、ご了承ください。
使用する機器と接続方法
まず、今回ご紹介する方法に必要な機器は基本的にこの3点があればOKです。
- RCA変換ケーブル(カシムラ KD-227 Type-C専用)
- RCA延長ケーブル(2m以上)
- モバイルバッテリー
接続機器
1 RCA変換ケーブル(カシムラ KD-227 Type-C専用)
スマホやタブレットの画像と音声の出力(Type-C)を観光バスで使われている外部入力(RCA(赤白黄端子))に変換するための機器です。

樫村|KASHIMURA RCA変換ケーブル Type-C専用 KD-227 価格:3520円 |
ご注意:購入される場合は、事前に適合機種(メーカーサイト)を必ずご確認ください。
2 RCA延長ケーブル(2m以上)
一般的に観光バスのモニター入力端子は運転席前にあるため、2m以上あると配線に余裕ができて安全です。
オーム電機|OHM ELECTRIC 2m ビデオ延長コード ピンプラグ×3-ピンジャック×3 VIS-C20R3J-K [2.0m /ピンプラグ延長ケーブル] 価格:1130円 |
3 モバイルバッテリー
この機器でミラーリングするにはUSB-Aの電源供給が必要です。
通常観光バスにUSB-A電源は装備されていないので、モバイルバッテリーが必須です。
スマホの充電も同時に行われるので、USB-A出力のある10,000mAhがおすすめです。
「これだけで本当にできるの?」と思われるかもしれませんが、実際に私が現場で使っているのがこの構成です。
接続方法
接続方法については、取扱説明書通りに進めれば簡単にできますが、私が自宅でテストした時の写真で説明します。
*画像と手順はカシムラKD-227の取扱説明書より引用

① RCA端子をモニターのRCA入力端子に接続する(写真は自宅のテレビです)

② モニターの外部入力を「ビデオ入力」に設定する(バス車種により異なる)

③ USB-AオスコネクタをUSB電源(モバイルバッテリー)に接続する

④ Type-Cコネクタをタブレット/スマホに接続する

⑤ タブレット/スマホの画面がモニターに表示される

⑥ 使用を終了するときや使用しないときは全てのコネクタを抜く
注意点とアドバイス
現場での注意事項
① 事前に接続テストとリハーサルをしておく
これは本当に大事です。そのバスに接続端子があるか?実際に接続して映像が映るか?音は出るか?表示に乱れはないか?必ず、乗車前に一度テストしましょう。
私はぶっつけ本番で映像が映らず、せっかく作った資料を使えなかった苦い経験があります。
② 運転士さんへの確認と安全配慮
接続する前に、必ず運転士さんに内容を説明をして、許可を得ること。
そしてモニターの操作をお願いしましょう。
許可を得たら接続してケーブルを運転操作や通路の邪魔にならな位置に通す。
モニターの上げ下ろしのタイミングは、お客様が頭をぶつけないよう配慮しましょう。
とにかく、ツアーは安全最優先です。
ここを丁寧にすることで、運転手さんとの信頼関係が良好になり、操作もスムーズにできます。
③ バックアップを準備する
RCA端子がない、または端子に差し込んでも映像が映らない機器のバスもあります。
そのため、必ずバックアップとして直接タブレットを見せる、紙資料で説明する準備をしておきましょう。
④著作権に注意
市販DVDが私的利用前提のため観光バス内で使用NGのようにYouTube等も著作権のあるものは使用することはできません。
あくまで「自分が作った説明用資料」を使うのが基本です。
⑤ ミラーリングの落とし穴
ミラーリングは、スマホやタブレットの画面がそのまま表示されます。
メールの通知、写真フォルダ、等のゲストの目に触れては困るような情報不用意に映らないよう、事前に通知オフ・不要アプリ終了をしておくと安心です。
⑥ アナログ出力なので画質は良くない
RCAはアナログ信号なので、細かい文字細部まで描かれた地図は潰れて見えにくいことがあります。大きな文字・シンプルな構成が基本です。

④ 表示におすすめのコンテンツ
おすすめのコンテンツ
特に相性が良いのは、次のような内容です。
- 旅程(Today’s Schedule)
- 大まかな地図・移動ルート
- 到着直前の目的地の概要、見どころ、写真等
- 長距離移動中にクイズ(*)等の娯楽コンテンツ
特に長距離のバス移動中の退屈さを払拭して盛り上がるのが「クイズ」です。
別ブログで、私の作成した「QUIZ JAPAN」を紹介しています。
QUIZ JAPAN は、完全オリジナルの日本紹介クイズで、PPTデータで提供できますので、そのままバスモニターに映して使えます。
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最後に
バスに自分のスマホやタブレットをつなぐだけで、お客様は、どこに座っていても見やすく、理解しやすい、満足度が自然と上がる。
そして私たちガイド側は、「全部覚えなきゃ」というプレッシャーから解放され、伝えたいことを落ち着いて確実に伝えられる。
結果として、お客様からの評価アップにもつながります。
この方法が、インバウンド添乗・ガイドの皆様に少しでも役立てば嬉しいです。
ご注意:購入される場合は、適合機種(メーカーサイト)を必ずご確認ください。